春日大社の七五三お参り・ご祈祷レポート【1家族目】
今回春日大社の七五三にお参り・ご祈祷に行った家族
満7歳の女の子のご家族(お友達の5歳男の子のご家族と一緒にお参り)
【七五三のお参り・ご祈祷に春日大社を選んだ理由】車での行きやすさと有名さ

7歳の娘と、お友達の男の子と一緒に、奈良の春日大社で七五三のお参りを行いました。
自宅からアクセスが良く、車でも行きやすいこと、そして何より「奈良でお参りといえば春日大社」と言われるほど格式のある神社であることが決め手でした。
また、春日大社は歴史と伝統があり、境内には鹿の姿も見られるなど、奈良らしい雰囲気を感じられる点も魅力のひとつでした。
春日大社を選んで本当に良かったと思いました。
【春日大社の七五三お参り・ご祈祷で回った順番と所要時間】ご祈祷を含めて1時間30分ほど
当日はまず、春日大社の専用駐車場に車を停めました。駐車場からご祈祷所までは、参道を10分ほど歩きます。なだらかな坂道や階段があり、着物を着た子どもたちのペースに合わせてゆっくり進みました。

ご祈祷を終えたあとは、西回廊を通って本殿へ向かいました。西回廊は朱色の柱が並び、写真撮影にもとてもおすすめの場所です。西回廊から慶賀門に入りましたが、実は慶賀門へ入る前に門を通り過ぎたあたりの位置でも、赤い柱と背景の木々が重なり、とても素敵な写真が撮影できたのでおすすめです。

特別参拝受付も、七五三のご祈祷後は無料で中に入ることができました。東回廊を通ったり、中門の前でお参りをしたりと、歩くたびに少しずつ景色が変わり、どこを切り取っても絵になるような雰囲気でした。

その後、南門を経て二の鳥居をくぐりながら駐車場へ戻りました。二の鳥居までの道中には鹿が多く、写真を撮りながら進みました。

移動やご祈祷、撮影を含めておよそ1時間半ほど。ゆったりと進みながらお参りを終えることができました。
【春日大社の七五三ご祈祷の流れと時間】ご祈祷は空いていれば10~15分ほど

ご祈祷所では、受付で申込用紙を記入し、初穂料を納めてから待合室で名前を呼ばれるのを待ちます。
初穂料は5,000円からありました。七五三シーズンではなかったことと、平日に行ったため待合室には私たち以外誰もいませんでしたが、複数の家族が一緒に待てるくらいの広さがありました。
ご祈祷の順番が整うまでおよそ10分ほど待ち、名前を呼ばれて中に入りました。
ご祈祷が始まると、拝殿内は厳かな空気に包まれ、神職の方々の祝詞や鈴の音が響きます。
普段は元気いっぱいの7歳の娘も静かに背筋を伸ばして座り、少し緊張しながらも最後までしっかり参加していました。
ご祈祷はおよそ20分ほどで終了し、その後、千歳飴・守御矢・文具セットを授与していただきました。
今回は七五三の混雑時期を少し外して参拝したため、待ち時間も短く、落ち着いた雰囲気の中でお参りできました。
静かな境内の中で、気持ちを整えながらゆっくりと参拝できたのが印象的でした。
今後春日大社での七五三お参り・ご祈祷をお考えの方へのアドバイス
・参道には坂道や階段があるため、草履や慣れない靴では歩きにくいことがあります。歩くときは履きなれた靴にして、写真撮影のときだけ草履に履き替えるのがおすすめです。
・七五三シーズン(10〜11月)は境内が混み合うため、少し早い時期や12月の平日に行くと落ち着いてお参りできます。
・千歳飴は袋に入ったまま持ち帰ると衣装を汚さず安心です。食べるときはハンカチやタオルを添えてあげると良いでしょう。
・道中のトイレは階段が多かったため、先に済ませてからご祈祷に向かうのが安心です。
・駐車場は入口付近がご祈祷所に近いですが、帰りは反対側から戻るため、どこに停めても大きな差はありません。トイレは駐車場奥が近いので覚えておくと便利です。
・春日大社は観光地としても人気があり、海外からの観光客の方も多く訪れます。お子さまの着物姿を珍しそうに見られたり、写真を撮られることもありました。小さなお子さまは少し驚くかもしれないので、声をかけながら歩くと安心です。
・また、鹿もかなり近くまで寄ってくることがあります。突然近づかれるとびっくりしてしまうこともあるので、食べ物などは持たず、少し距離を保ちながら歩くと安心です。
・ご祈祷のあとも本殿や回廊周辺をゆっくり歩くと、奈良らしい写真がたくさん撮れてとても良い記念になります。

春日大社の七五三お参り・ご祈祷レポート【2家族目】
今回春日大社の七五三にお参り・ご祈祷に行った家族
満3歳の男の子のご家族です。

【七五三のお参り・ご祈祷に春日大社を選んだ理由】日頃から親しみのある神社のため
七五三のお参りの場所として春日大社を選んだのは、日頃から親しみのある神社だったからです。
私たちは以前から春日大社によく参拝しており、春日大社は家族にとって特別な思い出の場所です。
お宮参りの際にも春日大社でご祈祷を受け、そのときにいただいた命名書を今も持っています。
せっかくなので、その同じ命名書に七五三のご参拝日も記していただき、子どもの成長の証として大切に残したいと思いました。
春日大社にはたくさんの鹿がいて、3歳の息子も「鹿さんに会いたい!」とお参りの日をとても楽しみにしていました。
家族そろって心穏やかにお祝いできる場所として、自然に春日大社を選ぶことになりました。
【春日大社の七五三お参り・ご祈祷で回った順番と所要時間】ご祈祷を含めて1時間30分~2時間
お参り当日は、全体でおよそ1時間30分から2時間ほどでした。
平日の朝に伺ったため混雑もなく、駐車場にもすぐ停めることができました。
車を降りてからご祈祷所までは、緩やかな坂道や階段を上りながらおよそ5分ほど。
参道は石畳や段差も多く、着物姿の息子が転ばないように手をつなぎながら、ゆっくりと歩きました。

途中には鹿が姿を見せてくれ、息子は「鹿さんだ!」と大喜び。
歩くたびに嬉しそうに立ち止まり、写真を撮る時間も自然と増えました。
ご祈祷所までは案内も分かりやすく、迷うこともなく進むことができました。
ご祈祷を終えたあとは、春日大社の順路に沿って家族でゆっくりとお参りをしました。
まず、ご祈祷所を出て内侍門へ向かい、西回廊を通って慶賀門をくぐり中へ進みました。
朱色の柱が整然と並ぶ回廊は、朝の光が差し込み、着物の裾に反射してとても綺麗でした。

続いて、弊殿・舞殿の前で一度立ち止まり、家族で静かに手を合わせ、穏やかな時間を過ごしました。
その後、特別参拝受付所に進みました。通常は料金がかかりますが、七五三のご祈祷を受けていれば無料で入ることができました。
特別参拝では、東回廊に行きその後中門・御廊へと進み、本殿前で家族そろって手を合わせました。

お参りを終えたあとは、境内の順路に沿って歩き、御手洗川の方へ向かいました。
最後は南門を抜け、二の鳥居を目指して参道を歩きました。
道中にもたくさんの鹿がいて、息子は何度も「また鹿さんいた!」と嬉しそうに声をあげていました。

【春日大社の七五三ご祈祷の流れと時間】ご祈祷は空いていれば10~15分ほど

受付では、記入用紙に必要事項を記入し、初穂料を納めて持参したお宮参りの時にいただいた命名書をお渡ししました。
この日は私たちを含め三組ほどのご家族だけで、待ち時間もほとんどなく、すぐにご祈祷が始まりました。
ご祈祷はおよそ10〜15分ほど。鈴の音や太鼓の響きが鳴り響く厳かな空間の中で、息子は少し驚いた様子を見せながらも静かに座ってお祈りを聞いていました。
ご祈祷の際に名前を呼ばれると、少し照れながらもきちんとお辞儀をしていて、その姿に成長を感じました。
まだ3歳で甘えん坊なところもありますが、この日はまるで少し大人になったかのように、礼儀正しくお参りをする姿が印象的でした。
その様子を見ているうちに、家族で過ごせるこの幸せな時間がとてもありがたく、心が温かくなりました。
ご祈祷後は待合室で少し休憩し、千歳飴のほかにも、ノートやクレヨン、消しゴムなどが入った授与品をいただきました。
預けていた命名書も渡していただき、そこには新しく七五三の日付が記されていて、とても感慨深かったです。
息子は千歳飴を手にとても嬉しそうで、その笑顔を見ながら、改めてこの日を迎えられたことへの感謝の気持ちが込み上げてきました。
春日大社の七五三お参り・ご祈祷を終えての感想
いつもと違う服装や環境だったので、少しぐずるかもしれないと心配していましたが、思いのほか楽しそうで、自分から歩いたり、千歳飴を持ったりとご機嫌に過ごしてくれました。写真撮影も嫌がることなく、笑顔でいてくれたので安心しました。
思い入れのある春日大社で七五三のお参りができたことは、子どもの成長をお祝いするだけでなく、家族の絆を改めて感じる大切な一日となりました。息子の「また来ようね」という言葉が、この日の締めくくりにふさわしい、何よりの宝物になりました。
今後春日大社での七五三お参り・ご祈祷をお考えの方へのアドバイス
春日大社の参道は長く、緩やかな坂や階段、石畳が続くため、履き慣れた靴で行くのがおすすめです。
草履もかわいいですが、特に3歳は靴のほうが安心です。足袋ではなく靴下にしたことで、息子も嫌がらずに過ごせました。
また、鹿さんにエサをあげたあとに手を拭けるウェットティッシュを持っていくと便利です。
写真撮影をされる際は、朱色の回廊や灯籠を背景にすると春日大社らしい雰囲気が出ておすすめです。
七五三は慌ただしい一日になりがちですが、子供のペースを大切にしながらゆっくり過ごすと、より思い出に残る時間になります。
自然の心を落ち着けながら感謝を伝えられる春日大社は、家族の節目を祝うのにぴったりの場所だと感じました。

春日大社とは?
春日大社の概要

春日大社は奈良県奈良市春日野町にある神社です。
全国的に有名な神社で、有名な点としては、
・ユネスコの世界遺産に登録
・全国に3,000社ある春日神社の総本社
・60回を超える式年造替
などがあります。
まず、世界遺産に関して、「春日大社」と「春日山原始林」は、古都奈良の文化財として、1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。
古都奈良の文化財には「春日大社」と「春日山原始林」以外に、「東大寺」、「興福寺」、「元興寺」、「薬師寺」、「唐招提寺」、「平城旧跡」などがあります。
次に、春日大社は春日神社の総本社としても有名です。春日神社は全国各地に3,000社をこえる分社があります。
また、60回を超える式年造替をしていることでも有名です。春日大社は20年毎に作り替えをしていて、式年造替の回数が60回を超えるのは春日大社と伊勢神宮のみになっています。
春日大社はいつからできた?歴史は?
春日大社のはじまりは平城京ができたころ、平城京の鎮護のために、ひたちのくに(茨城県)から武甕槌命(たけみかづちのみこと)を御蓋山(みかさやま)の山頂に祀ったのがはじまりとされています。
その数十年後の神護景雲2年(768年)に称徳天皇の勅命により現在の場所に社殿が造営されました。
春日大社の祭神

春日大社は春日作りの4つの本殿があり、そこには4柱の神様が祀られています。4柱は総称して春日神と呼ばれています。春日神は、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神からなります。
主祭神は武甕槌命で日本三大軍神の一柱といわれています。相撲の起源にもなった神様で、ひたちのくにから白鹿に乗ってきたとされることから、交通安全の守り神とされています。また、このことから奈良県では鹿は神様の使いとして、大切に扱われるようになりました。(奈良の鹿は国の天然記念物になっています)
春日大社の構成・構造
本殿
春日大社の本殿は国の国宝として指定されています。本殿様式は「春日造」と呼ばれ、日本の神社建築の形式として広く分布されています。春日大社では春日造の4つの本殿が並んでいます。
中門・御廊

中門は本殿の直前にある高さ約10mの楼門です。一般の方が入れて参拝でき、本殿に一番近い場所になります。春日大社の写真によく出てくるため、中門を本殿と勘違いしている人も多いですが、本殿は中門の奥にあります。
御廊は中門から左右に約13m鳥が翼を広げたように延びています。
御蓋山浮雲峰遙拝所

春日大社の第一殿の祭神の武甕槌命が、御蓋山の頂上の浮雲峰に降りられたとされます。御蓋山の浮雲峰は入山が厳しく制限されているため、御蓋山浮雲峰遙拝所は御蓋山に一番近いとされる、神聖な場所です。静かにお参りをします。
幣殿と舞殿

幣殿・舞殿は本殿から中門よりも少し離れた所にあり、特別参拝をしない人でも本殿に向かって参拝ができます。東側2間を幣殿・西側3間を舞殿といいます。
春日大社の回廊と門
【南回廊と南門】春日大社最大の楼門と授与所

「南門」は春日大社最大の楼門で、高さが12mあります。南門前は春日大社が発祥と言われる石燈籠が並びます。「南回廊」には授与所があり、御札・御守り含め多くの授与品や御朱印の受付がされています。
【西回廊と内侍門・清浄門・慶賀門】朱色のすっきりとした回廊

「西回廊」には、北から南へ「内侍門」・「清浄門」・「慶賀門」の3つがあります。3つの門は、昔は通る方によって使い分けがされていたようです。現在一般の参拝の方が潜るのは主に「慶賀門」になります。「慶賀門」を潜ると有名な「砂ずりの藤」があります。「西回廊」は約57mあり、最も長い回廊になっています。「西回廊」は釣燈籠がないため、すっきりとした回廊の世界観が広がっています。ご祈祷所から近くにあり、ご祈祷をされた方は西回廊から「慶賀門」から本社に入るのがよくある参拝ルートになります。
【東回廊・影向門】釣燈籠が多くあり斜面になっているのが特徴

「東回廊」は「東御廊」と接する所まであり、約37mあります。「東回廊」には「影向門」があります。「東回廊」には釣燈籠が沢山あります。御蓋山側にある回廊のため、急な斜面になっていて、斜面にあわせた回廊の造りが特徴的です。御蓋山に向かって拝むことのできる、御蓋山浮雲峰遙拝所は東回廊の外側にあります。
【北回廊】春日大社本殿の裏側直前まである回廊
「北回廊」は「西回廊」から御本殿の裏側に回り込む前までで、約27mあります。一般の参拝の方は基本的に入ることができなくなっています。

その他春日大社境内の見所スポット
一の鳥居:春日大社に入る最初の鳥居で日本三大木造鳥居のひとつ

春日大社の一の鳥居は高さ6.75mの大鳥居で、日本三大木造鳥居のひとつに数えられています。
二の鳥居:春日大社本社に近い鳥居でバス停や駐車場近くの鳥居

春日大社の二の鳥居は、一の鳥居の次にある鳥居で、春日大社本社から近くにあります。近くにバス停や駐車場もあるため、二の鳥居から参拝を開始される方も多くいます。二の鳥居を潜った後は燈籠が多くあり、雰囲気も大きく変わってきます。二の鳥居近くに手水舎や摂社末社である祓戸神社があります。
参道の石燈籠:燈籠の多さでも有名な春日大社の象徴的な参道

春日大社には約3000の燈籠があり、そのうち石灯籠は約2000と言われています。春日大社は燈籠の多さでも有名で、参道に石灯籠を並べる風習も春日大社は発祥といわれています。
釣燈籠:著名な方から奉納された燈籠も多数

春日大社には約3000の燈籠があるなかの釣燈籠は約1000と言われています。御廊には直江兼続や宇喜多秀家、藤堂高虎、徳川綱吉など著名な方から奉納された燈籠が飾られています。
藤浪之屋:年に3日間のみの春日大社中元万燈籠の雰囲気を体験できる幻想的な空間

「藤浪之屋」は春日大社の全燈籠約3,000基に火が灯される、年3回ある春日万燈籠雰囲気を味わえる空間にされています。元々は神職のための詰め所でしたが、現在は暗い部屋に何十もの釣燈籠があり、そこに火が灯されています。
春日大社の御札・お守り・おみくじ

春日大佐の御札は大きいサイズと小さいサイズがあります。お守りは心身守や交通安全守り、厄除守など多くの種類があります。春日大社のおみくじは鹿の人形がおみくじをくわえている「鹿みくじ」が可愛く、有名です。
春日大社の七五三・お宮参り御祈祷に関して
- 御祈祷時間:9:00~16:00
- 予約:予約不要
- 七五三参り御祈祷の初穂料:5,000円~
- お宮参り(初宮詣)御祈祷の初穂料:6,000円~
春日大社の基本情報・アクセス・駐車場情報
| 神社名 | 春日大社 |
| 住所 | 奈良県奈良市春日野町160 |
| 電話番号 | 0742-22-7788 |
| 受付時間 | 3月~10月 6:30~17:30 11月~2月 7:00~17:00 |
| アクセス | 〇車の方 名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分 京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km 第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km 西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km 〇電車・バスの方 「JR奈良駅」・「近鉄奈良駅」から奈良交通「春日大社本殿」下車すぐ 〇徒歩の場合 近鉄奈良線「奈良駅」から約25分 |
| 駐車場 | 駐車場:あり(有料) 駐車料金:乗用車 1,500円、バイク 500円 |
| 公式HP | https://www.kasugataisha.or.jp/ |
| 七五三(753)のご祈祷 | あり |
| ご祈祷時間 | 9:00~16:00 |
| 七五三(753)ご祈祷の 初穂料 | 5,000円 |
| 七五三(753)ご祈祷の 予約 | 予約不要 |
春日大社の七五三写真撮影と着物レンタルをお考えならフォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)

フォトスタジオワタナベ(渡辺写真館)は奈良県奈良市に3店舗、京都府木津川市に1店舗、奈良県橿原市1店舗、奈良県北葛城郡広陵町に1店舗があり、毎年春日大社にお参りされる方に沢山ご利用をいただいています。ぜひメニューページを一度ご確認ください。
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